HPやチラシ制作するときの、親しみやすさとデザイン
横浜市中区のフリーランスチラシデザイナーのともこです。
先日、横浜市中区新山下の島忠ホームズに行ってきました。
2階がリニューアルされて、洋品店やメガネ屋さん、レストランなどがテナントとして入っています。
レストランはサイゼリヤなのですが、週末ということもありなかなかの入りです。
サイゼリヤはあまり好きではなかったのですが、久しぶりに食べたらパスタやドリアなど結構美味しいことを再確認し、すっかりファンになってきました。
さて、サイゼリヤのロゴと言ったらこんな感じですね。
島忠2階の看板は、「サイゼリヤ」という赤い文字が上からぶら下がって光っています。
それがなんだか可愛く、ウキウキする感じがありました。
サイゼリヤの前に営業していたレストランはなかなかオシャレなカフェ風で、週末はまあまあお客さんも入っていた印象です。
しかしサイゼリヤにはそれよりはるかに多くのお客さんが入っています。
なぜオシャレ風のレストランと、大衆的なサイゼリアでお客さんの入りがちがうのでしょう。
そこで感じたことは、サイゼリヤの「親しみやすさ」と「値段の安さ」です。
「値段の安さ」に関しては、実は安いがために毎回たくさん注文してしまい結果大きな金額になってしまうという落とし穴(またはサイゼリヤの狙い)があるのですが……。
それと島忠に来るお客さんが、家族や食材を大量に買いに来るお客さん、日用品を買いにる主婦など客層によるところもあると思います。
別にそういったお客さんがダサいと言っているわけではなく、どちらかと言えば食材や日用品の買い物ついでに入りたいところはオシャレなカフェ風ではなく、家族で気軽に入れるファミレスなのかもしれません。
そういった「親しみやすさ」の重要さは、ホームページ作りやチラシ作りにも同様なことがいえます。
もちろんお店や会社のコンセプトとして親しみやすさを出すと、そもそものターゲットがずれてくるなどいろいろなおかしなことになります。
だからあくまで親しみやすさを出すと一定の集客効果が出そうな商品などのお話として聞いてくださいね。
例えばWebのホームページなど自分で作るときに、どうせならカッコよく作りたくなったりします。
だけど、それが裏目に出ることが多々あるんですね。
ハイセンスさ、高級感、スタイリッシュさなどで逆にお客さんを敬遠させてしまうことがあります。
「かっこいいけど、何だかよくわからないな」
「スタイリッシュすぎて、私には敷居が高そう」
などこういったことです。
私の師匠のデザイナーさんは、独立した際気合を入れてかっこいいホームページを作ったけれども全く反応がなかったそうです。
それでそのデザイナーさんは、人柄がわかるような親しみのある、お客様の知りたいだろう情報を多く載せたホームページに変えました。
それでだいぶ反応が違ってきた。
私もたくさんのホームページを見て、イラストレーターやアート系のデザイナーでもないのにブワッとアートっぽい世界観ばかりのページが出てきても路頭に迷ってしまいます。
どこに私の欲しい情報はあるんだろう??
それで早々と離脱してしまうんですね。
これらはホームページやチラシなどを作る際には、なんとなく心に留めておきたいことですね。
どうせホームページやチラシを作るなら超カッコいいやつ!とか、
自分の世界観を出す!
など、つい力んでしまいますがそこで一息。
「お客さんが知りたい情報は何か?」
「どうしたら安心してお問い合わせをしてくれるだろうか?」
そういったことを考えて、デザインに反映してみてください。
カッコいい中にもそれを混ぜることはできると思います。
サイゼリヤという文字の、上からぶら下がった看板を見るとなんだかワクワクしてしまうんです。
「これこれ、これなんだよなー」とサイゼリヤの親しみやすさと、気軽なちょっぴりパーティー感の演出に関心してしまっています。