脳梗塞の80代父親、6ヶ月のリハビリ病院の経過
2024年の5月あたりに父が脳梗塞になり、病院を経てリハビリ病院に転院してから6ヶ月が経とうとしています。
リハビリ病院は6ヶ月までしか入院できないので、それまで特別養護老人ホームを見学しながら申込みをしていました。
運良く1箇所入居できる場所が見つかり、12月中に移動することになりました。
6ヶ月のリハビリ病院の経過
6ヶ月リハビリ病院でリハビリをして、どのくらい変化したかを記録したいと思います。
まず前提として父親の属性についてご紹介します。
・年齢87歳
・男性
・心房細動の持病あり
・78歳まで一度も薬を飲んだことがないほど健康だった
・入院するまで毎日厨房で働く
このように高齢で動きが緩やかながら、買い出しや厨房などで料理をして自立した生活を送っていました。
リハビリ前の状態
脳梗塞で倒れて3習慣入院しました。そのときの状態です。
- ・言葉が理解できない、発することができない
・飲み物やゼリーは食べることができた
・半身は動かすことができた
・動く側の手を上げたり、グーパーしたりすることができた
・理解はできていないが、うなずくことはできる - 特に倒れて手術した次の日は、わたしの顔をみて軽く笑顔を見せることがあり穏やかな表情でした。
- 帰り間際に上半身を置きあげようとしてついてこようとするぐらい、普段の状態とあまりかわりません。
- しかし3週間の入院でみるみる筋肉は落ち、表情も辛いようなしかめた表情を多くするようになりました。
- 穏やかな笑顔は最初の1週間くらいです。
- 自分の状況を理解したのかもしれません。
リハビリ病院に入ってから
リハビリ病院に入ってから、リハビリをしてくださっていると思いますが改善が見られませんでした。
やはり高齢87歳というのは厳しいところがあるのでしょうか。
6ヶ月経過した今の状態はこのような感じです。
- ・相変わらず言葉は理解できない、発せられない
・転院して新たに小さな梗塞を起こしたようで、さらに半身が動かなくなる。
・腕を挙げられていたり、グーパーしていたのがほとんどしなくなる。
・半身を起こす動作もできなくなる
・歯ぎしりをするようになる
・筋肉はさらに削げ落ちる
・ゼリーなどの食事は取れなくなる
このようにリハビリして良くなるというより、さらに悪くなってしまった感じでした。
リハビリ病院が悪いと言っているわけでは全くなく、高齢で仕方がないことだと思っています。
胃ろうになる
リハビリ病院に入院中に胃ろうの手術をしました。
定期的な報告会で胃ろうにすることを相談されました。
鼻から経管で食事をすると、自分で手で管をはずそうとするそうです。
なんとなく、流れ的には父のような状態の患者は胃ろうする流れなのかもしれないという感じがしました。
管理も大変だろうし、経管は違和感や感染のリスクがあるそうです。
どうせこのまま経管で食事をし続けなければいけないなら、胃ろうにしたほうがいいのかもしれないということになりました。
延命について考えさせられる
今後は特養に移動になり、そこで過ごす予定になります。
今回の父の件で延命について考えさせられました。
よく胃ろうにだけはなりたくないという話を聞きますし、自分も絶対に嫌だなあという思いがあります。
以前読んだ本で、もし倒れてもしばらくほっといてから救急車を呼んでくれるように家族に言ってある、と言っていた高齢の方のお話がありました。
延命されたくないと。
しかし倒れている家族をしばらくほっておくことができるでしょうか?
すぐに救急車を呼ぶと思います。
それで延命されてしまい寝たきりになる、胃ろうになってしまうこともある。
生かし続ける、生かされ続けるということに対して少し考えてしまいました。
自分ができることは、なるべく健康に気を配ることしかできないのかもしれません。